M2-9: Wings of a Butterfly Nebula

http://apod.nasa.gov/apod/image/1309/m2d9_hubble_985.jpg

星は死んだ後の方がよりよく認識されるのでしょうか? 実際には星はたいてい死ぬまさにその時にもっとも芸術的な姿を生み出します. 太陽や上の画像のM2-9のような低質量星の場合には, 外層のガスを脱ぎ捨てることによって普通の星から白色矮星へと姿を変えます. 放出されたガスはしばしば惑星状星雲と呼ばれる, 数1000年をかけて次第に消えていく印象的な姿を形成します. 2100光年のかなたの代替色で示した蝶の形をした惑星状星雲M2-9は奇妙な, しかし不完全な物語を伝える羽をもっています. 中心にはガスの円盤の内側に冥王星の10倍の軌道を2つの星が公転しています. 死にゆく星の吐き出された外層は円盤から吹き出していて双極の形を作っています. 惑星状星雲を形作る物理過程については多くが謎のままです.

APOD: 2013 September 15 - M2 9: Wings of a Butterfly Nebula